事件の真実を追究する事は、その事件を忠実に再現する事が出来るかどうか。
僕はそう思っています。
忠実に再現する事は…
一つは事件ストーリーをしっかり構築する事、行動の裏にある動機付けをしっかり把握して事件ストーリーを構築すること。
そして、物的証拠を取り揃えて、その事件ストーリーを証明する事。
事件捜査とその後の司法官憲による処罰と言う今の法治国家と呼ばれる体制を維持する為には刑法犯に対するこの制度は最低限の必須条件だと思う。
今回の大阪地検の証拠品改竄は…致命的なスキャンダル。
事件ストーリーを証明するべく物的証拠の改竄…この事は法廷で裁判員裁判に於いて…例えばナイフで刺された殺人事件の証拠品のナイフに被告人の指紋が付着していたとして、今迄だったら証拠品としてそれだけで被告の殺人を証明する有力証拠なのだけれど…
その指紋が殺人が行われた時に付着したものである事を証明しない限りは、捜査官憲(警察や検察)によって捏造されたと言われても反論出来なくなる。
捏造しなかった証明を要する。
証拠品一つ一つは単なる断片的証拠品であって、それがその事件に使われたと推定されて行くもので証明するもので無くなってしまった。
実は、今回、供述調書の任意性も否定されてしまっている…
この事は物的証拠の推定を供述調書が補っていたものをこの両方を否定される形となってしまっている。
推定無罪。
供述調書も物的証拠も何一つ犯罪の証明にならない今の状況。
あの検察官…
結構やってくれるねぇ。
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