★★★いくつで評価される自動車の衝突安全性能。
「フルラップ」「オフセット」「側突」で評価される。
(もう一つ歩行者に対するものもあるが乗員についてはこの3種類)
フルラップは、言わば「壁」に真正面からクルマを衝突させたもの。
車体前面の全面を真っ平らな壁に対して時速55キロでぶつける試験。
オフセットは、車両対車両で真正面から40%の部分で、
実際には壁に突起物を付けて段差を作り64キロで衝突させたもの。
側突は、車体側面に自分と同じ車両を衝突させたもの。
このような状態でダミー人形の各部位にどれだけの衝撃が伝わったのか、
言い換えればどれだけ衝撃を吸収したかを評価する。
この時に見落としてはいけない前提条件が
『自車と同じクルマ同士が正面衝突・正面オフセット衝突・側突したとして』
この試験を行い、安全かどうかを評価する。
この場合、どのクルマも速度は一定なのだから、あとは「重量」が軽ければ受けるエネルギーは少なくてすむものなぁ。
軽量なクルマほど有利になる可能性もある…
言い換えれば…クルマによって尺度がバラバラなんだ。
今、トラックで20ton超のステッカー貼ったものがばんばん走ってますが…
総重量25tonのトラックが今話題のダイハツ・ミライースに真正面からぶつかったとして…なんて想定する方が間違いなのだろうけど…。
現実の事故って…あんな方法で試験してるような綺麗事では済まされない。
関越道のバス事故なんて…防音壁で切り裂かれたような格好だったし…。
評価の尺度によってはこれだけ「安全」…その程度なんです。
それは…
大飯原発ですら…政府の尺度ではね。
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